PBR 2005 10 3

以下の内容は、10月2日のメールマガジンに掲載したものを再構成したものです。

 9月相場は、やりすぎというか、スピード違反だと思います。
チャートを無視して、連日、急騰しました。
 これが、よくないのは、誰も、チャートを勉強しなくなることです。
そして、値動きが、投資対象となってしまうことです。
 ITバブル相場の時も、そうだったのです。
「上がるから買う、買うから上がる」の繰り返しだったのです。
 別の言い方をすれば、こういうことです。
中距離バッターが、たまたまホームランが打てたら、
その後の打席も、ホームランバッターのように、大振りになってしまい、
やがて、本来のバッティングを忘れ、打率が低下してしまうのです。
 ITバブル相場の時、特に「ソフトバンクや光通信」を手がけている投資家は、
「チャートなんて、意味ない。上がるから買うのだ」と言っていました。
 そして、強気の見方を変えられず、
株価が、5日移動平均線を割っても、25日移動平均線を割っても、
買い増しを続けていたのです。
 今回の相場では、PERを見れば、まだ割安だから、
まだ上がると言っていましたが、無理があると思います。
 PBRは、補完的な指標と言われますが、
割安というならば、PBRも見る必要があります。
今回の熱狂相場で、PBRが3倍を超えた銘柄も出てきたのです。
いくらPERが低くても、PBRが3倍を超えてしまった銘柄には疑問を感じます。


































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